こんにちは。ツルギチシンジ(@shinji_1227)です
今回の内容は美容師さん向け、単価を上げるという話です。特に数字が苦手な方に知っておいて欲しい考え方です
そもそも、ほとんどの美容師さんが単価というものを間違った認識でとらえています
あなたは単価と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
『単価を上げて売上を上げる』
『オススメのプラスメニューをつくって単価を上げる』
『お得なセットメニューをつくって単価を上げる』
『周りは低単価サロンが多いから、付加価値をつけて高単価サロンのブランディングをする』
どれも言っていることはわからなくもないですが、考え方としてはすべて間違っています
じゃあどういうことか?
結論から言うと、単価を上げるというのは価値観の優先順位を変えるということになります
価値観の優先順位とは?
単価を上げるということは
- 自分の技術に払ってもらう金額を増やす
- 自店舗のサービスに払ってもらう金額を増やす
- 自分(自分の店舗)から商品を買ってもらう
ということです
そのため、ほとんどの美容師がお客様にお金を多く払ってもらう=【お客様の美意識を高める】ことを大事にします
そこまでは悪くないと思います
でも、問題は美意識を高めたからと言ってその人の収入が増えるわけではないということです(あたりまえですが)
ということは今ある収入の中から、(担当の自分を信じてもらい)美容に使うお金を増やさなきゃいけないということです
つまり、美意識を高める=その人の価値観の優先順位を入れ替えるということになります
ここが大きなポイントになってきます
美容師の仕事の本質とは?
そう、僕たち美容師はお客様の価値観に訴える仕事をしなければなりません(そしてもちろん美容師とお客様との信頼関係もとても重要です)
まずはお客様の価値観を知ること
もし、『カットとカラーとトリートメントのセットメニューを組むと、単価アップに成功しやすい!』という場合は、そのお客様はいつもよりお得にサービスを受けれたというところに価値観を持っています。
きっとこのお客様は次回のセットメニューのキャンペーンを心待ちにするでしょう
もし、自分のカット料金を上げたいならば、まずはお客様に『この人じゃなきゃダメだ』という価値観をもたせることが正解かもしれない
もし、予約にないパーマやトリートメントをやってもらいたいなら『この空間にもっと長く居たい』というお客様にとって居心地の良いお店づくりをするのが正解かもしれない
もしシャンプーを買って欲しいなら、髪がきれいになって周りの人から褒められるお客様の背中を押してあげることが正解なのかもしれない
もし来店周期を早めたいなら『もっと早くまたこのお店に来たい』と思ってもらえるような接客やサービスが必要かもしれない
いつだって先に来るのは【単価】とか【客数】とか【新規集客】とかそんな言葉ではないです
自分たちが何を提供したいのか
自分たちの価値観は?
ここを掘り下げて大事な本質をしっかりわかっておかないと、全部がフェイクになります
1人に与えられている時間は同じ
1日24時間、1ヶ月30日、1年365日
このなかでどのくらいの時間を自分に価値を持って使ってくれているのか
今自分を信じてついてきてくれているお客様のためにも、あらためて考え直したいところですね
いつもありがとうございます