今回は計画の立て方について
先日の講話の内容をまとめたものでもあるので、参加していただいた方は確認しながら読み進めてもらえればと思います(資料も講話で使ったものと同じものです)
変わりたいのに変われないとか、自分には向いてないとかそんなふうに考えやすい方へおすすめです
今回の講話のテーマ
今回は講話で【サロンマネージメントと中間生の育て方】というテーマでやる予定でした
なので、今回はそれに沿った内容に…
しませんでした
『授人以魚 不如授人以漁』という中国のことわざがあります
意味は「人に魚を与えれば1日で食べてしまうが、人に釣りを教えれば一生食べていける 」というものです
一つの会社の成功事例の共有よりも、今後各店舗がサロンマネージメントとスタッフ教育をできるようにしたい
そのためにそれぞれが軸を持ち、自分の価値観で行動に移せるようになることが大事だと思っています
自分の置かれてる立場と環境はみんな違うはずなので、自分で自分だけのやり方を見つけることが最優先です
自分の立場
自分は20代後半から理想の30代を考えるようになりました
仕事も、プライベートも、どんな30代でありたいか
それを叶えるために必死で残りの20代をかけぬけました
自分の経験から言えることは、20代のうちは職場や環境に対しての文句なんて出て当たり前だということ
軸や考え方がしっかりとしている会社であれば、入社してきて仕事を始めて数年のスタッフに不満を言われても、『よし、お前が言うならそれでいこう』とはすぐにはならない
もちろん意見を出してくれたことには感謝をするけれど、一つ一つの意見に会社がふりまわされることがあってはならない
だからこそ、20代では30代のなりたい自分をめがけて、今何をしなければならないか?今はできなくても何を積み重ねていけばいいか?を考えて行動していけばいいのではないでしょうか
20代で環境に合わないからといって無理矢理環境を変えても、結局あとで気づくことになると思います
ただ、30代になったときは違います
組織の中でも大事な役割を担っていると思います
仕組みや組織を変える力を持たなくてはいけない
そんな30代にするために、今はただただ積み重ねて、学んでいけばいい
理想の自分
ここで一度考えてみてほしいのが、理想の自分はどんなだろうということ
どんな自分でありたいのか、どんな組織でありたいのか、どんな人生をおくりたいのか
仕事だけでなく、プライベートも同じです
毎日をどう過ごしたいのか
思いつく限りノートに書き出してみてください
ポイントは2つ
- 近いイメージではなく最低でも3〜5年後をイメージする
- 今までの延長線上での結果を意識しないでイメージする
あまりに近いイメージだと今の現状からの変化が現実的ではなくなってしまいます
理想のイメージにたどり着くのにいちばん大事なのは時間の使い方です
1日は24時間。睡眠時間を引いて、その中のどれだけの時間を自分のやりたいことに使えるのか
近道はありません。最短ルートは毎日のコツコツした積み重ねです
なので、最低でも3年くらい先をイメージしましょう
もう一つ大事なのは今までの自分とこれからをつくる自分は関係ないということ
以前にダイエットがどれだけ失敗に終わっても、これからダイエットを始める自分には関係ない
何も制限をかけないときに、自分の理想の人生はどこにあるだろう?
理想のイメージは書き出せましたか?
理想の自分と今の自分のギャップは?
制限をかけずにイメージした理想にたどり着いたとき、今よりもハンパない景色がみえるはず
それと今の自分がみている景色
そのギャップはどのくらいあるだろうか
そして、そこにたどり着くにはこのギャップを一つずつ埋めていくしかない
後輩を育てたい、スタッフからの支持が欲しいと言ってる店長が、後輩の練習中に『おつかれっす』って言ってたら『それは無理だよ』っておもうよね?
でも、通勤時間に本を読んで勉強しようと思っていても、スマホが鳴って、LINEの返信をしていたはずなのに気がついたらインスタのストーリーを見ていることはめちゃくちゃあると思う
なかなか結果が出ない人、なりたい自分に近づけない人は単純に言ってることとやってることがあってない場合がほとんどです
そのギャップを埋める行動、時間の使い方、関わりを持つ人
それの積み重ねで確実に理想の自分に近づくはず
ギャップを埋める行動を書き出してみよう
その行動を妨げているものは何か
過去の記事でも書いたけれど、ここは大きなポイントです
決めた行動を続けるのに大事なのは『モチベーション』とか『毎日のイメージ』とかそういうみんなが大好きなものではなくて
ただ、『どうしたらやりやすくなるか』
何に邪魔されてそれができないのか。自分がやるときに行動しやすいような計画を立てておく
通勤時間の読書をLINEの通知に邪魔されるなら、電車に乗っている時間はスマホをアラームかけてカバンの一番おくに入れておけばいい
アラームが鳴ったときに電車を降りる。これだけ決めておけば電車の中は読書に集中できるだろう
LINEは便利すぎて色んな利用方法があるが、基本的には『空いた時間に見て、確認しておいてほしいこと』の通知しか来ない
緊急事態には電話を使う。だからLINEの通知の確認は電車を降りてからでも問題はないことがほとんど
たったこれだけで毎日30分の読書時間が確保できるなら、そこにモチベーションは1ミリもいらない
要は、スマホは開いたときに無意識にインスタを開いてしまっている自分に気付いているかどうか
その時間は理想の自分に近づいている時間なのか?
やるべき行動を妨げているものはなんだろう?
チャンスは転がっているのか
チャンスは本当に転がっているのか?
『変わりたい』と言い続けていてもなかなか変われない人
目の前にあるのはもしかしたらチャンスかもしれない。でも、そうじゃないかもと思って拾うことをやめたり
転がってきたチャンスに気づきもしないほど、やりたいことが日常の意識から薄れていたり
どちらにも言えるのが、チャンスは確かに転がっている。けれどそのときは見えない(認識できない)
拾ってみた人にだけ、後から思い返したときに『あれがチャンスだったんだな』と気づくことができる
理想のイメージはできた
そこに向かうべき行動も明確になった
立ちはだかる障害をどうやって取り除くかの準備もできた
ここまで来てチャンスをつかめない人は、結局のところ『変わりたい』と言っていながら『変わりたくない人』なんだと思う
あとは自分次第
いつもありがとうございます